WordPressサイトのデザインを大幅に変更したいというニーズを持つ人は多いですが何となく不安で着手できないケースが多いはずです。一番恐いのは、長年運用を続けていてそれなりの反応があるホームページの反応が下がってしまうことです。次に恐いのは、運用中のサイトであるため、ある程度集中して作業をする必要があることです。そこで、元に戻せる環境を作ることで安全に全面的にデザインを変更する方法をご紹介します。

デザインの変更に着手できない理由とは

WordPressサイトのデザインを変えたいとお考えの方は多いと思います。

WordPressの大きな特徴として、テーマファイルを変更するだけで簡単にデザインを変更できるというのがあります。

ただ、この方法でデザインを変更したことのある方は少ないはずです。

なぜなら、なんとなく不安で恐くてできないからです。

立ち上げ直後のWordPressサイトならいざ知らず、何年も運用をしてきて、しかもある程度アクセスが稼げているサイトであれば尚更です。

具体的な不安や悩みとは?

つまり、こんな不安や悩みはありませんか?

  • いきなりデザインを変えてしまうのがなんとなく不安で恐い
  • デザイン変更の作業にまとまった時間を割けない(コツコツ時間をかけるなら作業できる)
  • もしデザインを変えたことで今までより反応が減ったら元に戻したい

加えて、昨今のSEOトレンドからこんなことをしたい人もいらっしゃるでしょう。

  • 上位表示に有効な”高速化”も試したいが運用中サイトには恐くて適用できない

不安の解消方法はシンプルだった

実は、私も自分のサイトはもちろん、クライアント様のサイトについてもある程度実績のあるサイトについては恐くて変更ができませんでした。

ただ、元に戻せるとしたら話は別だと思いませんか?

「こんな簡単なことだったのか」と気付いたときに自分でも笑ってしまいました。

元に戻せると分かっていれば迷わずにトライできるわけです。

そして、元に戻すための仕組み作りは容易です。

大幅にデザインを変えることのリスク

さて、今一度、WordPressサイトのデザインを全面的に変えてしまうことのリスクを考えてみましょう。

一番恐いのは、長年運用を続けていてそれなりの反応があるホームページの反応が下がってしまうことです。

二番目に恐いのは、運用中のサイトであるため、ある程度集中して作業をする必要があることです。

そうしないと、不完全な形で公開されている期間が長引きますので反応が下がってしまう可能性があるからです。

そこで、今回はこれらのリスクを避けることのできる方法をご紹介します。

手順は、以下です。

(1) 運用中のWordPressサイトと同じ環境でテーマファイルだけを変更した環境を作る

(2) その新しい環境で満足いくまで表示などの調整する。(時間をかけることも、コツコツ進めることも可能)

(3) 新旧環境を入れ替える。

(4) もし、反応が激減したりして前の環境に戻したい場合は元に戻す。

それぞれの行程で何をやるのか具体的にご説明していきます。

(1) 運用中のWordPressサイトと同じ環境でテーマファイルだけを変更した環境を作る

一番手軽な方法は、運用中サイトの下にディレクトリ(フォルダ)を作って、そこに運用中のWordPressを構成するファイルを全てコピーします。

もちろん、ディレクトリではなく、他のドメインやサブドメインなどを利用する方法でも構いません。

新しい環境用にデータベースをもう一つ作成します。

運用中のデータベースの内容を新しいデータベースにコピーします。

コピーした新しいデータベースのURL文字列を一括置換します。

例えば、運用中サイトが「ssw2005.net」で、作ったディレクトリが「newsite」なら、「ssw2005.net」⇒「ssw2005.net/newsite」に置換します。

これで、新しい環境で運用中と同じWordPressサイトが動きます。

(2) その新しい環境で満足いくまで表示などの調整する。

新しい環境に、新しいデザインとしてのテーマファイルをインストールします。

そのテーマファイルに必要な設定(カスタマイズ)をして、見栄えや動きに問題がないことを確認します。

(3) 新旧環境を入れ替える。

運用中サイトの下に待避用のディレクトリ(フォルダ)を作ります。(例えば「oldsite」)

運用中のWordPressサイトを構成するファイルを待避用のディレクトリに”移動”します。

すでに作っている新しいサイトのディレクトリにあるWordPressサイトを構成するファイルを代わりに移動します。

新しいサイトのデータベースのURLを一括置換します。

上記の例であれば、「ssw2005.net/newsite」⇒「ssw2005.net」と前回の逆に置換します。

これで、運用URLで新しく作ったサイトの内容が表示されます。

このまま、新しいデザインで運用が始まることになります。

(4) もし、反応が激減したりして前の環境に戻したい場合は元に戻す。

しばらく運用を続けて、反応が著しく下がるようでしたら元の環境に戻します。

運用中のWordPressサイトを構成するファイルを新しいサイト作成のために作っておいたディレクトリに”移動”します。
(上記の例ですと、newsiteの下に戻すことになります。)

前のWordPressサイトを待避しておいたディレクトリ(例では「oldsite」)から元のファイルを移動して元に戻します。

これで以前の環境に戻ります。

この作業は、手順書を作って慎重に作業漏れがないように進める必要があります。

一番危険な作業は、データベースの一括置換ですので、その前に確実にバックアップを取っておきます。

また、バックアップを何度も取りますし、新旧サイトのバックアップを取ることになります。

そのため、保存したものがどのバックアップなのかが分かるようにしておきます。

そうしないと、失敗して元に戻す際に、どのバックアップを使ってデータベースを元に戻すのか分からなくなるからです。

手順さえ間違えずに落ち着いて作業をすれば、さほど難しい作業ではありません。